兵庫県の斎藤知事は、元県民局長による内部告発をめぐり、元県民局長の私的な情報が県議に漏えいしていた疑惑、「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首たちがSNSで拡散した、この私的情報を含む県の情報が漏えいした疑惑、それぞれを調査する第三者委員会の結果について、処分の可能性があることなどから県の条例に基づいて、「現時点では非公表」と話しました。
一方で、結果が出た後で「出すことができるものについては出していくということで検討する」と述べました。
斎藤知事は13日午後3時からの定例会見で、これら2つの情報漏えいについて調査する第三者委員会での結果公表について質問を受け、「現時点では非公表というふうにさせていただいております」と述べたうえで、理由について次のように述べました。
【斎藤知事】「現時点では非公表というふうにさせていただいております。理由としては、情報漏洩という非常にセンシティブでもありますけども、法令も含めた内容に関するということと、結果によっては処分というものもありえるということになってきますので、そういった意味でも県の情報公開条例に基づいて、人事上の、そういったものについては非公開ということになってますので、それに基づいて今、非公開という形にはさせていただきます」
そのうえで、結果が出た後には「公開できるものは公開したい」と話しました。
【斎藤知事】「どこまで調査結果というものを公表するかっていうのは、きちんと考えて、出すことができるものについては出していくっていうことを検討していきたいと思います」