4月に開幕する大阪・関西万博で関西広域連合が出展する「関西パビリオン」。
その目玉のひとつが、4日、姿を現しました。
■世界に鳥取の魅力をアピール 「鳥取砂丘」を再現
4日、関西広域連合が出展する「関西パビリオン」に到着したトラック。
運ばれてきたのは、鳥取県のブースに搬入される大量の「砂」です。
この「砂」実は…鳥取の名所、「鳥取砂丘」の砂なんです。
地元の名所を世界各国の来場者にアピールしようと考えた鳥取県。
本物の「鳥取砂丘」の砂で、パビリオンに砂丘を再現することにしました。
【鳥取県 平井伸治知事】「結構重いっすな(砂)」
■5年前のドバイでは砂漠フォトスポットが人気に
万博会場に「砂丘」?なんとも独創的なアイデアなのですが…。
実は5年前のドバイ万博の開催国、アラブ首長国連邦のパビリオンの目玉も「砂漠」でした。
【記者リポート】「リワ砂漠をイメージしたこの砂漠、なんと本物の砂でできているんです!」
見渡す限りの砂漠の風景は、フォトスポットとして人気を集めました。
■手作業で砂を敷き詰め…『鳥取無限砂丘』完成! 砂は「ひんやりで気持ちいい」!?
大阪・関西万博の砂丘は名所となるのか…。
4日朝、パビリオンにおよそ7トンの砂が運び込まれ、作業員がひとつひとつ袋を開けて砂を敷き詰めていきます。
【作業員】「腰いわすなぁ」
そして、作業開始からおよそ1時間・・・ついに完成しました。
その名も『鳥取無限砂丘』
ブースが鏡で囲われていて、どこまでも砂丘が広がっているように見えます。
【記者リポート】「さらさらでひんやり冷たく気持ちいい」
砂丘の表面には、プロジェクションマッピングで鳥取の風景や星空などが映し出されるということです。
■「本当の鳥取に行ってみたいなと思ってほしい」
【鳥取県関西本部万博推進室 倉本義隆さん】「鳥取砂丘の砂ってこういうものなんだと、実際に体験していただける。本当の鳥取に行ってみたいなと、みなさんに思っていただければ」
鳥取県は、万博閉幕後の砂の再利用方法については、今後、アイデアを募集したいとしています。
(関西テレビ「newsランナー」2025年3月4日放送)