東大阪市に住む中学2年の男子生徒が、3年前、小学校でいじめを受けて不登校になったとして、当時の校長らを処分するよう求める嘆願書を市に提出しました。
■「滑舌の悪いところを”宇宙人”とか、”日本語喋れ”とか」同級生からいじめを受ける
【男子生徒が書いた嘆願書】「僕は中学2年生の今でもいじめを受けたことで苦しんでいます」
東大阪市に住む中学2年の男子生徒は、発達障害の影響でうまく話をすることができない特性があり、3年前、通っていた小学校で同級生からいじめを受け、不登校になりました。
【男子生徒の母親】「(息子は)滑舌の悪いところを”宇宙人”とか、”日本語喋れ”とか、そういう風に言われていじられてきた」
母親は学校に寄り添った対応を求めましたが、学校側はその後も、修学旅行の際に加害児童と同じ部屋にするなどの対応をとりました。
【男子生徒の母親】「説明を何度も求めたんですけど、一切そこもはっきりしたことは分からずじまいで」
■男子生徒は当時の校長や教員らへの処分を求める嘆願書を市に提出
市の第三者委員会はことし1月、いじめを認定し、学校側は十分に寄り添った対応をしたとは言えないと指摘しました。
男子生徒は、いじめの影響で中学生になった現在も別室登校が続いていて、5日自ら、対応にあたった当時の校長や教員らへの処分を求める嘆願書を市に提出しました。
【男子生徒が書いた嘆願書】「学校には行ってるけど、教室にも行けないし、どうしゃべっていいかもわかりません。いじめは人の人生を変えてしまうということを今の僕の生活で知ってほしいです」
市の教育長は、「大変重く受け止めています。今後対応を検討させていただきます」とコメントしています。
(関西テレビ「newsランナー」2025年3月5日放送)