岸田前首相らを爆発物で殺害しようとした罪などに問われ、1審で懲役10年の判決を受けた男が、判決を不服として控訴しました。
木村隆二被告は2023年4月、選挙応援のため和歌山市を訪れていた岸田前首相の演説会場で、爆発物を投げ込み、岸田前首相らを殺害しようとした罪などに問われています。
1審の和歌山地裁は、懲役10年の判決を言い渡しましたが、木村被告はこの判決を不服とし、4日付で大阪高等裁判所に控訴したことが分かりました。
和歌山地裁は判決で、爆発物に殺傷能力があり、人が死亡する可能性があると認識していたはずだと殺意を認定しました。
一方、木村被告は「関心を集めるため」「人を害する目的はない」と否認していました。