兵庫県知事選挙に関するSNSへの投稿が問題となっている姫路市議に対し、市議会の政治倫理審査会が「辞職勧告が相当」との報告書をまとめました。
■SNSに『兵庫県警の内部では特定候補の応援をするように通達されていたと聞いた』など投稿
姫路市の高見千咲市議(30)はことし1月、SNS上で、去年の兵庫県知事選について『兵庫県警の内部では特定候補の応援をするように通達されていたと聞いた』などと投稿。
兵庫県警は内容を否定し、当時所属していた自民党兵庫県連に削除を求めましたが、高見市議は投稿を削除しませんでした。
※現在は離党。
■投稿の根拠は「情報提供者が不利益な扱いをされる可能性が否定できない」明かさず
市議会の政治倫理審査会には、高見市議は体調不良を理由に出席せず、提出された意見書などから審査が続けられていました。
政倫審は投稿の根拠を示すよう、高見市議に求めたものの、「情報提供者が不利益な扱いをされる可能性が否定できない」などと拒否していました。
■政倫審は「辞職勧告が相当」とする結論まとめる
政治倫理審査会は7日、報告書を取りまとめ、「行為が政治倫理基準に違反している」、「辞職勧告が相当」とする結論を出しました。
審査会の報告を受け、今後市議会では高見市議への「辞職勧告決議案」が検討される見通しです。