高額療養費制度の方針転換を巡って予算案が衆院に差し戻しという異例の展開となったことについて、橋下徹氏は「野党の声を聴いた結果」であり、野党は歓迎すべきことだと、野党側の姿勢を批判しました。
■野党が二転三転してブレてるというのは大間違い
【橋下徹氏】「野党が二転三転してブレてるというのは大間違い。野党からすれば二転三転したことはいいことじゃないですか。野党の声を聴いたということで。
今までは自公過半数をもっていたので、与党の事前審査制で、法案をこれでいこうと決めると、国会では突き進んでいく。野党の声なんか一切きかずに突き進んでいくというのが今までの国会だったのが、少数与党で野党の声を聴いたわけですよ。
だから野党は、『二転三転いいじゃないか、これからもどんどん二転三転していってくださいね』というべきだと思うんですけどね。
『ブレたらダメだ』と野党が言ったら、じゃ石破さん、ブレずにまた突き進んでいくんですか?ということ。 野党も55年体制から脱し切れてないのかなと思いますけどね」
■”高額療養費制度問題”は「筋悪中の筋悪の改革」
その上で橋下徹氏は高額療養費制度の負担を見直そうとした石破政権の姿勢について、「これは筋悪中の筋悪の改革だから、ここを真正面から違うよと批判していかないといけない」と野党側の姿勢に注文を付けました。
(関西テレビ「newsランナー」2025年3月12日放送)