いよいよ18日に迫ったMLB開幕戦。
関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」では、開幕を目前に控え、日本球界を代表する名キャッチャー、そして名解説者の古田敦也さんに、大谷選手の現状を解説してもらいました。
■打者・大谷翔平の調子は?
大谷選手は15日のプレシーズンゲームの巨人戦で、巨人のエース・戸郷投手の初球を右中間に運ぶ2ランホームランを放ちました。
一方、16日の阪神戦では、エース・才木投手の好投もあり、ヒットは出ませんでした。
「打者・大谷」の調子はどうなのでしょうか。
【古田敦也さん】「調子自体は悪くないんじゃないんですか。もうばっちりだと思います」
(Q:巨人戦で戸郷投手のカーブを捉えていたが、カーブを待っていたのか?)
【古田敦也さん】「右ピッチャーの時は基本的にはストレートを待っているんで、スイングをかけていくんですけど」
(Q:タイミングは合っているようにみえるが?)
【古田敦也さん】「少し抜かれてて、本人も言っていましたけど、これは少しバットの先なんですよ。バットの先でもスタンド中段まで届くホームランですから、バットの芯に当たっていたら看板にドーンと当たってましたね!」
■大谷選手がホームランを打った時の元キャッチャーとしての心境も解説
さらに古田さんは、大谷選手がホームランを打った瞬間について、キャッチャーとしての心境を解説しました。
【古田敦也さん】「キャッチャーは『(ボールが当たったのは)バットの先のはずなんだけどなぁ…先でも入るのね!』と思っていたと思います」
普通ならライトフライになるところをホームランにした大谷選手。 古田さんは大谷選手が長さ88センチと長いバットを使っていることを踏まえて、次のように解説しました。
【古田敦也さん】「バットは長くなれば長くなるほどボールは飛ぶんです。遠心力がつくので。ただバッターはバットが長くなると扱いにくい。大谷選手は日本では85センチのバットを使っていました。今は88センチ。 日本人選手でそこまで長いバットを使う人はほとんどいないですね。だいたい86センチから長くても87センチです。大谷選手は体が大きくなって、パワーもついてきたので、長くて重いバットでも扱えるという判断で、使っているのだと思います」
(関西テレビ「旬感LIVEとれたてっ!」 2025年3月17日放送)