兵庫県の斎藤知事はきょう=21日午前取材に応じ、「県政を前に進めていくことが私の責任」と辞職を否定しました。
また自身に対する告発について調査し、10項目のパワハラを認定するなどした第三者委員会の報告書(おととい=19日公表 資料を除いて約170ページ)について、「分量が多い中で今読ませていただいている。しっかり読ませていただいてからコメントさせていただきたい」と述べました。
19日には、斎藤知事に対する告発文について調査していた、第三者委員会が結果をまとめた報告書を公表していました。
その報告書では、大声で職員を叱責するなどした行為など10項目について、「パワハラ」と認定したほか、告発者を処分した県の一連の対応について「違法であり、極めて不当だった」と強く非難しました。
■斎藤知事の発言は
(Q.第三者委員会の報告書が公表されましたけれども読まれましたか?
【斎藤知事】「今、読み続けてるところですね。はい」
(Q.読んでの受けとめは?)
【斎藤知事】「昨日も休み…公務もありましたけど、休みでした。そして分量が多い中で、今読ませていただいてるところですので、しっかり読ませていただいてから、コメントさせていただきたいと思っています」
(Q.自身の進退について何か今考えている?)
【斎藤知事】「来年度予算が今、審議中ですから、そこをしっかり議会に今議論していただいてるところです。来週、議会最終日に向けても、しっかり成立していただけるようにしていくということが大事ですし、それを踏まえて県政を、しっかり県民の皆さんのご期待にこたえられるように前に進めていくということが、私が果たすべき責任だというふうに考えています」
【斎藤知事】「報告書の内容については、法的な見解とか、やっぱり難しい内容もありますので。委員長からも、『ゆっくり時間をかけて読んでいただきたい』ということもありましたので」
【斎藤知事】「あとやはり議会開会中ですから、やっぱり今日も公務がいろいろありますので、その中で、時間をかけて読ましていただいて、そして精査をしていくということが県として大事だというふうに思っていますね」
【斎藤知事】「いずれにしても議会閉会(今月26日)以後に県としての何らかの見解を私として説明するということになると思います」