中居正広氏と元女性社員をめぐるフジテレビの一連の問題を受け、3月31日、第三者委員会が報告書を公表。中居氏の女性への行為が「性暴力」であると認定しました。
報告書では、フジテレビにハラスメントが蔓延している実態があったとし、類似のハラスメント事案として、BSフジ「プライムニュース」のキャスターでフジテレビ元取締役でもあった反町理氏のハラスメントをあげています。
4月3日、関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」に出演したジャーナリストの岩田明子さんは、反町氏と共演した経験もあり、週刊誌でハラスメントが報じられた際に現場で何事もなかったようになっていたことを振り返り、「被害者は声を上げることができない企業風土だったと痛感した」と述べました。
■第三者委報告書で反町氏による女性2人へのハラスメント行為指摘
第三者委員会の報告書では、「多数のCX(フジテレビ)社員から、反町理氏が報道局の後輩女性社員2名に対して行ったとされるハラスメント行為について、CXの取った対応が不適切であり、その後、反町氏がキャスターとして番組に出演し続け、昇進を続けることにより、セクハラやパワハラを『CXに相談しても無駄』と思わせる結果となっているなど問題視する意見が寄せられた」と指摘しています。
女性社員2人は、上司にハラスメント行為を相談。反町氏は口頭で注意を受けたといいますが、反町氏は女性を叱責したことについては否定したということです。
■フジテレビの対応が不適切であったと報告書は評価
2018年に一部週刊誌がこのハラスメント行為について報じたところ、当時の専務取締役の岸本一朗氏と報道局長の石原正人氏が、女性社員2人にヒアリングを実施しましたが、このときの対応が不適切であったと報告書は評価しています。
岸本氏は、女性社員1人を個別に呼び出し、テーブルを小刻みに叩いて圧迫しながら、反町氏による被害や反町氏の謝罪意向について口外しないよう求め、女性の意向をくみ取ろうとしない対応で、「不適切と言わざるを得ない」と報告書では評価しています。
また2人の幹部が社外に被害を否定する声明を出したことにより、女性に対し「さらに二次被害を与えたものと言える」とも評価しています。
第三者委員会の報告を受け、BSフジは反町氏の出演を当面見合わせると発表しました。
■「被害者は声を上げることができない企業風土だったと痛感」と岩田明子さん
ジャーナリストの岩田明子さんは、BSフジ「プライムニュース」で反町氏と共演した経験から、次のように述べました。
【ジャーナリスト 岩田明子さん】「『プライムニュース』に何回か出演しています。(反町氏の)司会ぶりについては、ツッコミとか転がし方というのは、本当に素晴らしいものがあると思っていました。ですがパワハラというのは、その時点では全く見えないんです」
【ジャーナリスト 岩田明子さん】「ただ一部週刊誌にセクハラ・パワハラが報じられた時のことはすごく記憶に残っていて、報道があったからには何らかの処分だったり、やり方の変化ですとか、何らかそれに対するリアクションがあるのかなと思っていたら、あまりそれらは見られず、通常通りに事が進んでいたのが、あの時ちょっと不思議に思ったんです」
【ジャーナリスト 岩田明子さん】「『誤報だったのかな』とも思ったんですが、今こうして報告書を見ると、2006~08年という古い事案が出てきていて、それから長年、昇進を続けて、キャスターを続けていた。それだけ長い間被害者は声を上げることができない企業風土だったんだなということを、ひしひしと痛感しました」
中居氏の問題をめぐって第三者委員会の調査が行われましたが、フジテレビの企業風土が問われる事態となっています。
(関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」2025年4月3日放送)