特定抗争指定暴力団「山口組」の幹部が、抗争終結に向けた「今後一切揉めごとを起こさない」という内容の誓約書を兵庫県警に提出したことが捜査関係者への取材でわかりました。
「山口組」をめぐっては2015年に「神戸山口組」と分裂して以降、抗争が関係する事件が全国で相次いで発生していて、警察が警戒を続けています。
捜査関係者によると、7日午後、山口組の幹部らが兵庫県警本部を訪れ、抗争終結に向けた誓約書を提出したということです。
誓約書には「抗争を終結させ、今後は一切の揉めごとを起こさない」という内容が書かれていたということです。
警察は山口組による「一方的な宣言」とみていて、神戸山口組の動向を注視する考えです。
抗争開始後、いずれの団体も勢力は年々縮小していて、山口組の構成員や準構成員は分裂直後の約1万4100人から、昨年末には約6900人になっています。
神戸山口組も約6100人ほどから約320人と大幅に減少しています。