大阪・関西万博、開幕間近の4月9日、メディア向けの内覧会が開催され、注目を集めたのは、これまで情報が出てこなかった『2つの大国のパビリオン』。
ようやく“非公開”のベールを脱いだ東の超大国・中国のパビリオン。
記者が見てきたばかりの最新情報をお伝えします。
■敷地面積3500平方mの圧倒的な存在感
【記者リポート】「こちら中国館ですけれども、とても大きくて迫力があります。そして外壁に書かれているのは漢字です。新しいものから古いものまで書かれていて、とてもかっこいいです」
敷地面積は3500平方メートル。各国が自ら設計する「タイプA」のパビリオンでも最大級で、圧倒的な存在感を放ちます。
古代の書物「竹簡(ちくかん)」をイメージし、外壁には5つの書体で119の漢詩がしたためられています。
■展示内容も圧倒的迫力 まず古代文明の出土品を展示
圧倒的な迫力の外観ですが、中に入ると…。
【記者リポート】「中にもふんだんに竹が使われていて、天井がとても高くて開放感があります」
3000年以上続く悠久の歴史を誇る中国。
古代文明の出土品のレプリカが、いくつも展示されています。
■目玉は人類史上初めて採取成功「月の裏側の砂」
そしてなんと…。
【記者リポート】「アメリカに続き、中国館でも宇宙をテーマにした展示が行なわれています」
アメリカと中国がまさかの“宇宙かぶり”。中国館では、宇宙飛行士が撮影した宇宙ステーションの映像など、中国が誇る最新技術が展示されます。
目玉になるのは中国が2024年に人類史上初めて無人探査機で採取に成功した「月の裏側の砂」。
9日は会場に到着していませんでしたが、月の石にも負けない、貴重な月の砂を見ることができるようです。
中国の「月の砂」とアメリカの「月の石」。西と東の大国のパビリオンは見逃せません。
(関西テレビ「newsランナー」 2025年4月9日放送)