会場では前日の深夜までリハーサルが行われ、開場前の通路には、その瞬間を待ちきれない人たちが集まっていました。
(Q徹夜しようと思ったのはいつから?)
【愛知万博で知り合った2人組】「もう愛知万博の20年前から。徹夜はもう決まっています。海外(の万博)に行っても徹夜です」
開幕の前日12日午前10時から並んでいるという一番乗りの男性は…
【一番乗り千葉県からの男性】「ずっと万博のことを思い生きてきました。並ぶことも楽しみです。退職して来ました」
なんと期間中はパビリオンの案内係として働くために、勤めていたバス会社を退職したといいます。
(Q:万博後はどうする?)
【一番乗り千葉県からの男性】「バス会社に戻ることも考えていますが、戻らないことも考えています。いまはまだなんとも言えません」
それぞれの抱く熱い思い。55年ぶりに大阪に戻ってきた万博は、一体どんな開幕を迎えるのでしょうか。
■開場となる午前9時前には大行列
混雑する夢洲駅では…
【駅のアナウンス】「大変混雑しております。万博会場へは1番出口へとお進みください」
「並ばない万博」を掲げていた今回の大阪・関西万博ですが…直結の夢洲駅は開幕1時間前にはすでに大混雑。
会場のゲート前でも午前7時頃から徐々に列ができ始め、開場となる午前9時前には、大行列が。
そして…
【吉原キャスター】「大阪・関西万博今開幕しました!最初のお客さんがゲートを飛び出してきました。走る人、ゆっくり歩く人お目当てのパビリオンに一目散。様々な装いで、メディアに応える人もいる。どこいくんですか~?」
【客】「パソナ~!」
【吉原キャスター】「どこいくの~!パソナ人気」
■午後になると天候が悪化…横殴りの雨と激しい風
誘致が決まってから、8年。ついに、幕が開けた大阪・関西万博!
しかし、午後になると天候が悪化しました。
海に囲まれた万博会場には横殴りの雨と、激しい風が吹き荒れ始めました。取材をしていた記者も…
【カメラマン】「いつでもOKです」
【記者】「はい…あ~」
強風で傘がひっくり返ってしまいました。
(TAKE2)
【記者】「わーーーーまたなった破壊破壊…完全に壊れた」
■暴風雨に見舞われ…「ひどい…雨対策全然してない」
暴風雨に見舞われた会場。
【記者リポート】「こちら休憩所となっていて屋根があるのですが、雨で椅子がびしょびしょになっています」
【記者リポート】「横殴りの雨と風が吹く中、土産物店では後ろの方がまでとても長い列ができています」
雨宿りをするために建物内や軒下、大屋根の下には人だらけ…来場者にも疲労の様子が見られました。
(Qどうですかこの雨?)
【来場者】「ひどい、ひどい、ひどい…雨対策全然してない」
■雨と風がおさまらず帰宅の途に着く人でゲート前が大混乱
【記者リポート】「傘が壊れるほどの強風で多くの方が会場ゲートに向かっています」
雨と風がおさまらず、まだ夕方前にもかかわらず帰宅の途に着く人が続出。ゲート前がとんでもない混乱状態になりました。
【記者リポート】「今退場される方、制限されて会場の外に出られない状態になっています、長蛇の列です」
【記者リポート】「夢洲駅の前では多くの人が滞留していて、駅への入場制限がかかっているようです」
【来場者】「これは良くない、最悪の体制だよ」
【来場者】「疲れてる、帰りたいもありながらも並んで、大変…」
【来場者】「まあイライラしても別にこの状況は変わらない」
■「交通機関のダイヤはなかなか対応できないところがある」
なぜ、こんな状況になって陥ったのか…取材班はゲート前にいた万博の協会の担当者に直撃。
【大阪・関西万博協会の担当者】「天候の急変みたいなところがございますので、交通機関のダイヤはなかなか対応できないところがありますから、お客さんが最も来られる時期に備えていくことが大事だと思っています」
悪天候に大混雑。始まってみないと分からないトラブルが見受けられた初日となりました。
(関西テレビ「newsランナー」 2025年4月14日放送)