兵庫県の斎藤知事に対する告発文について調査した、百条委員会の委員だった県議が、誹謗中傷のメールが1万件以上届いたことを受け、警察に被害届を提出し「威力業務妨害」の疑いで受理されました。
丸尾議員は「同じような被害が出ないように」と被害届を提出した理由を語りました。
斎藤知事のパワハラなどの疑惑を告発した文書について調べる、兵庫県議会の百条委員会の委員を務めた丸尾牧県議には、先月31日から、「自殺しろ」などと誹謗中傷するメールが届くようになりました。
同じアドレスから1分間隔で同様のメールが送られるようになっていて、1万2000件以上届いているということです。
このメールについて丸尾県議はきょう15日、警察に被害届を提出し、「威力業務妨害」の疑いで受理されました。
【丸尾県議】「誹謗中傷の非常に残念なメールで、個人的にも恐怖心や不安感、気持ち悪さ続いた中でメール受け取った。こういう形でメールが届くことは社会分断させる。社会を根本的に壊される。言論自由に喋れなくなる。こういうことが起こらないように、と警察には捜査していただきたい。犯人に対しても他の方に対してもこのようなこと起こらないように、警察は丁寧に対応していただいたので犯人逮捕に繋げてもらえたら」
また被害届を提出した理由について、次のように述べました。
【丸尾県議】「被害に遭われる方がさらに出る可能性。この兵庫県の一連の問題、けじめがついてない。一つ一つにけじめをつけていくのが収束、改善のきっかけに。けじめをひとつつけたい。何より速やかに犯人逮捕に繋げてほしい。同じような被害が拡散しないように」
百条委員会の委員だった兵庫県議会議員への誹謗中傷をめぐっては、委員長を務めた奥谷謙一議員にも「鉈で襲われておけ」などと記載したメールが今も届いているということです。