“あいみょん”も通った西宮の小さなトンネル「思ってた1.5倍低い」兵動さんヒィヒィ言って通り抜け【兵動大樹の今昔さんぽ 関西テレビ「newsランナー」】 2024年11月22日
1枚の写真から街を再発見!兵動大樹の今昔さんぽ。
兵庫・西宮市のJR甲子園口駅。周りには閑静な住宅街もあり、商店街もある便利な街です。今回は甲子園口駅前からスタートします。
■「小さなトンネル」の写真をもとに探索
兵動さんが手にしたのは、1974年(昭和49年)に撮影されたトンネルの写真。日頃から甲子園口駅を利用するという兵動さんも、「こういうの初めて見るなあ」「味のあるトンネルやね」と言います。さあ写真が撮られた場所を探しに出発です。
地元の人に聞くと、JRの線路をまたいで南北に行く近道となる「低いトンネル」があるといいます。
実際に行ってみると、「思ってた1.5倍低いわ」と、兵動さんも驚くほど低いトンネルがありました。皆さん頭を低くして通っていきます。ただ写真のトンネルとは違うようで…。
【街の人】「西宮に3つぐらいある。有名。『マンボウトンネル』ってみんな呼んでる」
■西宮に3つあるという「マンボウトンネル」
トンネルの情報を求めて、御代開(みよびらき)自治会の松田光珍会長に話を聞くと、甲子園口駅の近くにあるマンボウトンネルは高さ130センチほどで、人が立って歩いている写真のトンネルは、他の2つのトンネルのどちらかだろうということです。
続いて紹介された、西宮まちなみ発見倶楽部の小西巧治さんにお会いすると、トンネルのことがいろいろ分かりました。兵動さんが最初に行った甲子園口のトンネルは歌手のあいみょんさんが自転車でくぐったエピソードがあることから、「あいみょんのマンボウ」と呼ばれているそうです。
■谷崎潤一郎の小説にも登場した「平松町のマンボウ」にたどり着く
そして写真のトンネルは、「平松町のマンボウ」だと判明。さらにこのマンボウが、谷崎潤一郎の小説『細雪』に登場したという新聞記事が残っていて、記事と照らし合わせると南側から撮影したことが分かるのだと言います。
また小西さんから、マンボウトンネルはもともと用水路を通すためのもので、後に人が通れるように改築されたという歴史も教えてもらいました。
【兵動大樹さん】「1回、通ってみるのも楽しいと思います。お互いに声をかけ合いながら。いろんな『マンボウ』楽しかったです」
(関西テレビ「newsランナー 兵動大樹の今昔さんぽ」 2024年11月15日 金曜日放送)