ご利益いっぱい『関帝廟』三国志の英雄「関羽」は“商売の神様” 世界遺産級の建物も見もの【兵動大樹の今昔さんぽ 関西テレビ「newsランナー」】 2025年01月31日
1枚の写真から街を再発見!兵動大樹の今昔さんぽ。
1956年(昭和31年)に神戸市で撮影された写真。お寺の境内のようですが、屋根の上に竜がのっていて、中国のお寺のようです。神戸・三宮駅前から南京町へ移動して探索することにします。
■人気の焼小籠包「あちっ!」
南京町はおいしいものがいっぱい。兵動さん、カリッとした食感と焦げ目の香ばしさが特徴の焼小籠包をいただいたのですが、たっぷりの肉汁が飛び出してきて、びっくりしました。
さて、写真は関帝廟(かんていびょう)ではないかと、街で教えてくれる人がいました。三国志で「武神」と称される1800年前の中国の武将・関羽(かんう)をまつっているお寺です。関羽は商売の神様でもあるそうです。
■関帝廟は「心のよりどころ」
広東料理・民生の三代目で南京町商店街振興組合の理事長もしている安達正一さんに話を聞くと、写真はやはり関帝廟だということ。華僑の心のよりどころで、世界中の中国の人のコミュニティには関帝廟が存在するといいます。
■何度も建て替えられた関帝廟 写真は2代目、現在4代目目
JR元町駅の西のほうにある、関帝廟で写真を確認してもらったところ、この場所で間違いありませんでした。
神戸開港の20年後、1888年に建立されましたが、戦争や震災などの影響でこれまでに3回建て替えられました。写真の関帝廟は2代目で、現在は4代目となっています。
登竜門とも呼ばれる「龍門」をくぐって、奥にある本堂へ向かいます。屋根瓦は北京にある紫禁城と同じ工房で作られたもので、大変価値があるものだそうです。
日本の寺社とは違った、独特な参拝の仕方やおみくじの引き方を教わった後、写真の撮影場所に連れて行ってもらいました。
■「関羽さま、ご利益あると思います」
【兵動大樹さん】「初めて知りました『関帝廟』。関羽さま、ご利益あると思います。おみくじもご利益ありそうです」
▲兵動さんの今と昔を探る旅の全ては、動画でじっくりお楽しみください。
(関西テレビ「newsランナー 兵動大樹の今昔さんぽ」 2025年1月24日 金曜日放送)