大スターが愛した京都の「鯖寿司」織物が盛んだった昭和の商店街「四条ぐらいにぎわっていた」【兵動大樹の今昔さんぽ 関西テレビ「newsランナー」】 2025年03月30日
1枚の写真から街を再発見!兵動大樹の今昔さんぽ。
■真っ赤なサイドカーを先頭に進むパレード
1970年代に京都で撮影されたパレードのような写真。「せんぼんわいわい夏まつり」と書かれた幕や、「センボンラブ」という看板が見えます。
千本通は京都の街を南北に伸びていて、全長約16キロ。現在の千本通は平安京のメインストリート朱雀大路があった場所。まさに1000年の歴史を持つ通りなんです。
聞き込みで「センボンラブ」は商店街の名称で、「♪ラブラブセンボン」という歌も流れていたと情報がありました。
■藤山寛美さんが愛した「鯖寿司」がおいしい
千本通を北へ歩いていくと、99年の歴史を持つ「東寿司」が目に入りました。昭和を代表する喜劇役者・藤山寛美さんがひいきにしていたお店だそうで、店内にはいまも寛美さんのキープボトルが残っています。
お店は3代目が亡くなったあと、妻と娘で守り続けています。兵動さんのファンだという女将の加藤卓世さんが、「センボンラブ」について教えてくれました。
【加藤卓世さん】「(センボンラブは)上長者町通との交差点より北側あたり。名前は変わったけど今も商店街でやっている。昔はすごいにぎやかで、今の四条界わいぐらいにぎやかだった。着物の時代で西陣にたくさん会社があった」
京都の伝統工芸の一つ西陣織。着物が一般的だった昭和の時代までは、街全体がとてもにぎわい、千本でブラブラすることを「千ブラ」と呼んで遊んでいたのだそうです。
■慶応元年創業のふとん店で街の歴史を知る
田村ふとん店の大将ならよく知っているということで、話を聞きに行きました。店主の田村成史さんによると、かつてはアーケードのある商店街があったそうです。娯楽産業も発展していて、昭和の中頃まではおよそ30の映画館や劇場が立ち並んでいたそうです。
「センボンラブ」の歌は確かに商店街で流れていて、田村さんたちは商店街バンドを組んでいまも歌っています。
「千ブラ」も復活させたいと、フリーペーパーを発行したり、「せんべろ」イベントを開催したりして、街を盛り上げています。
【兵動大樹さん】「ここの商店街が四条ぐらい盛り上がっていたと。皆さん“千ブラ”しに来ませんか。面白いお店もたくさんあります」
▲兵動さんの今と昔を探る旅の全ては、動画でじっくりお楽しみください。
(関西テレビ「newsランナー 兵動大樹の今昔さんぽ」 2025年3月21日 金曜日放送)