大阪万博会場や東京都庁を設計した「すごい建築家」街のみんなが使う橋や博物館も作った【兵動大樹の今昔さんぽ 関西テレビ「newsランナー」】 2025年04月06日
1枚の写真から街を再発見!兵動大樹の今昔さんぽ。
今回訪れた兵庫県三田市は、1980年代から始まったニュータウン開発で、かつて“人口増加率日本一”を誇った街です。
そんな三田で1976年(昭和51年)に撮影された、銀色の橋。
この写真について聞き込みをすると、後ろに写る山を指して「有馬富士」だという人が何人かいましたが、橋のことを知っている人には出会えませんでした。
■著名な建築家・丹下健三氏設計「深田大橋」
かすかな情報を頼りに、フラワータウン駅近くの「人と自然の博物館」に行くと、建築に詳しい福本優研究員が「ここです(写真の橋はいま博物館です)」と教えてくれました。
写真に写る「深田大橋」は、ニュータウンのシンボルとして、建築家・丹下健三氏によって設計・建築された歩道橋でした。
丹下健三氏は建築界のノーベル賞ともいわれるプリツカー賞を日本人で初めて受賞した人で、東京都庁の設計や70年大阪万博の総合設計もした著名な建築家です。
■利用されていなかった橋→博覧会のホール→博物館に転用
1981年からフラワータウンの一部入居が始まったものの、オイルショックなどの影響で開発が進まず、深田大橋は利用されない状況が続きました。
そんな時に、「北摂・丹波の祭典 ホロンピア’88」という博覧会の多目的ホールとして深田大橋を再生させる案が浮上しました。
さらにその後1992年に、「人と自然の博物館」に転用されました。今も博物館の柱に、深田大橋の橋脚の名残を見ることができます。
フラワータウン駅から大きな谷を越え、住宅地へ行き来するために橋は必要不可欠でした。博物館の中に隠れた状態となった現在ですが、橋の上の部分は歩道橋として地元の人が大切に使い続けています。
【兵動大樹さん】「有名な丹下さんが設計した橋。博物館の中に埋まっているという。この建物を見に来るだけで価値があると思います。博物館の中も当然見る価値がある。三田の奥深さを知りました」
▲兵動さんの今と昔を探る旅の全ては、動画でじっくりお楽しみください。
(関西テレビ「newsランナー 兵動大樹の今昔さんぽ」 2025年3月28日 金曜日放送)