祇園で人気の「つばき油」は全身使える 舞妓さんや芸妓さんにうれしい工夫があふれる街【大東駿介の発見!てくてく学 関西テレビ「newsランナー」】 2025年02月08日
俳優の大東駿介さんが、関西の街を歩きながら魅力を学ぶ「発見!てくてく学」。
今回、大東さんが訪れたのは「京都・祇園」。国内外問わず、たくさんの観光客が訪れる人気エリア。にぎやかな大通りから一筋入ると、石畳が広がり、昔ながらの茶屋や料亭が立ち並ぶ、風情あふれる街です。
■祇園のメインストリート「花見小路」には“電柱”がない
祇園のメインストリートとして海外からもたくさんの観光客が訪れる花見小路通り。その美しい景観を守るために、「電柱」がありません。
以前は花見小路にも電柱があり、くもの巣のように電線が広がっていましたが、歴史的な景観を守るため大規模な工事が行われ、2002年には電柱が撤去され、電線は地中に埋め込まれました。
■祇園ならではの工夫がされた「京中華」
続いて訪れたのは四条通りの北側、祇園白川エリア。
「竹香」は1966年創業で、他にはない「祇園ならではの中華が味わえる」と長年愛される名店です。現在の女将である永田由美子さんの父親が始めました。
竹香のお客さんの中には芸妓さんや舞妓さんもいます。芸舞妓さんたちが大きな口を開けずに食べられるように、ひと口サイズで作られているのが竹香の料理の特徴です。
サイズだけではなく、一般的な中華料理に欠かせないゴマ油やニンニク、生姜、ネギなどの香りの強い食材をほとんど使わず、祇園で働く芸妓さんや舞妓さんにとってありがたい味付けになっています。
■舞妓さんの美しさを生む老舗の美容グッズ
「かづら清老舗」は江戸末期から150年以上続く老舗で、かんざしやクシなど、髪にまつわる商品がそろっています。職人が一つ一つ丁寧に作り上げた美しい商品が、芸妓さんや舞妓さんに人気です。
芸妓さんのかんざしは、例えば2月は「梅の花」、5月は「藤や牡丹」、さらに12月は南座で行われる歌舞伎の顔見世に合わせた「まねき」と、月ごとに使用する花やモチーフが決まっているのです。
そんなかづら清で芸妓さんや舞妓さんたちにも大人気の美容グッズが「つばき油」。長崎の五島列島に自社農園・工場があり、そこで天然のつばきから抽出した油で作られています。
髪や顔など全身に使うことができる万能アイテムで、つばき油を使ったスキンケア商品も数多く開発されています。
【大東駿介さん】「こういうお店は特別な日に来るイメージがありましたけど、日常的に使えるものなんですね。いいじゃないですか」
▲大東さんの“発見”の全ては、動画でじっくりお楽しみください。
(関西テレビ「newsランナー 大東駿介の発見!てくてく学」 2025年1月30日 木曜日放送)