モノづくりの源場~なくしたくないニッポン

青木源太がスタジオを飛び出し、職人のもとを訪ねます。“スゴ技”の取材はもちろん、「後継者不足」を解消するためのアイデアや、彼らを支えている特別な思いなどをお届けする、新しい社会派企画です。

3⽉21⽇(金)
和歌山市・和歌浦(わかのうら)で1日30本ほどしか作ることができない手作りのかまぼこを作る『和歌濵かまぼこ』の奥村武弘さん(72)。切っても切っても同じ絵柄が続く美しいかまぼこには、奥村さんの技術が凝縮されています。地元でも評判の美味しいかまぼこを作ってきた奥村さんですが実は一度廃業をしていました。「この味を後世に残したい」再開業の裏には、親子の知られざる思いがありました!
手作りにこだわる和歌濱かばぼこ
3⽉14⽇(金)
今回は一般的なサイズより3倍大きいという兵庫県・姫路産のアサリ!なぜこんなに大きいのか?さらに、一度は姫路から消えてしまったアサリ漁を復活させた生産者の思いとは?
3⽉7⽇(金)
青木源太が訪れたのは、京都・伏見区で作られる伝統野菜“畑菜(はたけな)”を50年以上作り続ける農家・樹下ちえ子さん。あまり知られていない畑菜は、葉が大きく、柔らかい食感が特徴の栄養たっぷりの京野菜で、12月から3月に旬を迎えます。地元・伏見の伝統料理として深く根付いている畑菜ですが、生産者の高齢化の波が押し寄せています。樹下さんが畑菜を守り続ける思いに迫ります!
“京の伝統野菜”畑菜を育てる77歳農家
2⽉28⽇(金)
兵庫県北部の朝来市だけで栽培される「岩津ねぎ」。白ねぎと青ねぎの中間に位置するねぎで、昼夜の寒暖差が大きな冬の朝来市で、雪や霜にさらされて育つことで「岩津ねぎ」にしか出せない“ゆたかな香り、甘さ、柔らかさ”が人気です。産地・生産期間が限定されることで“幻のねぎ”とも呼ばれています。10年前に、脱サラして地元・朝来市で岩津ねぎの生産をはじめた田中正広さん(61)。岩津ねぎを生産する農家の平均年齢が高齢化していく中、田中さんが岩津ねぎを守っていく為にとった“ある行動”とは?
冬だけ市場に並ぶ“幻の野菜”岩津ねぎ
2⽉21⽇(金)
京友禅(きょうゆうぜん)をつくる安藤染工3代目の安藤充泰さん(52)。京友禅の特徴は、独特な色彩と友禅模様と呼ばれる文様だといいます。安藤さんは、絵柄のデザインから配色の全てまで担い2017年に経済産業大臣賞、2024年に京都府知事賞を受賞しています。京友禅の世界で、安藤さんが新たに始めた取り組みに込められた思いに迫ります!
京友禅の着物 を染める伝統技法
2⽉14⽇(金)
今回は、全国各地の職人さんを訪ね歩くほどモノづくりが大好きという俳優・羽田美智子さんをゲストに迎え佐賀県の伝統工芸手織り“佐賀錦”の魅力に迫ります。華やかできらびやかな雛人形の着物。名刺入れやアクセサリーにも用いられる佐賀錦は、経糸(たていと)に金銀漆などで加工し細かく裁断した和紙を用い、緯糸(よこいと)に染色した絹糸を用い織り上げられる緻密な織物。熟練者でも1日にわずか数センチしか織ることが難しく、集中力と忍耐力が求められます。この道40年以上になる佐賀錦の織物師・松本美紀子さん(75歳)が抱くある思いとは?
江戸時代から続く 伝統織物・佐賀錦職人
2⽉7⽇(金)
ゴッホやモネら絵画の巨匠たちに強い影響を与えたとも言われる日本の「木版画」。木版画の作品が完成するまでには下絵を描く「絵師」、下絵をもとに版画の原板を彫る「彫師」、そして、原板に色を重ねて仕上げる「摺師」という3人の職人が携わります。130年以上の歴史を誇る木版印刷工房「竹中木版」の6代目摺師を任された女性職人・原田裕子さんの木版画への苦悩と情熱に迫ります。
1300年の歴史 木版画摺職人
1⽉31⽇(金)
日本の筆のルーツと言われる歴史のある『奈良筆』。究極の書き心地を追求した奈良筆は、1本1本手作業で作られ熟練の技を要します。全国に7人しかいないという奈良筆の職人・田中千代美さんが守り続ける筆文化への思いに迫ります。
1000年超の歴史奈良筆職人
1⽉24⽇(金)
今回は明治24年創業の和歌山県の「家具のあづま」。5代目社長の東福太郎さんは、高価な着物を保護するのに最適な「紀州桐タンス」を作っています。防火性や調湿性、防虫効果もあるという「桐ダンス」ですが、着物文化の衰退などもあり需要が減り、業界全体が衰退の危機に瀕しているんだとか…。そこで東さんが「桐」を身近に感じてもらうために、始めた新たな挑戦とは?
“気品”生み出す匠の技術 紀州桐タンス
1⽉17⽇(金)
『京友禅』の着物を染める手法に、型染めがあります。繊細な文様を切り抜いた型紙を多数使い、美しい世界を作り出します。今回は、『京友禅』の型染めに使う【型紙の匠】で西村友禅彫刻店の職人、西村武志さん(72)を取材。時代と共に衰退していく着物文化をどう蘇らせるのか?西村さんが仕掛けたある挑戦とは?MC青木源太が迫ります。
京友禅染めの型紙 手彫りで彫る職人
1⽉10⽇(金)
世界遺産「白川郷」で有名な日本の伝統的建築物・茅葺屋根を守り続ける若き女性職人にMC青木源太が迫ります。
1000年の伝統を守る女性茅葺き職人
12⽉20⽇(金)
今回は、「もう一度見たい職人のスゴ技」と題し“選りすぐりの総集編”をお届けします!
もう一度見たい職人のスゴ技!
12⽉13⽇(金)
色鮮やかで、どこか懐かしさも漂う「注染手ぬぐい」。大阪・堺市の染工場「ナカニ」を訪れ、一つ一つ、手作業で手ぬぐいを染め上げる職人と社長の思いにMC青木源太が迫ります。
大企業も魅了する注染手ぬぐい職人
12⽉6⽇(金)
ウルフルズを始めとする名だたるアーティストたちを虜にする独特なシンバルの音色。日本唯一のシンバルメーカーとして、独自の技術と情熱でシンバルを製造する小出製作所の小出俊雄さん(75歳)の情熱にMC青木源太が迫ります!
金属に“音”を宿す 75歳シンバル職人
11⽉29⽇(金)
今回訪れたのは、ウエダ美粧堂の2代目植田孝さん(82歳)。毛先をカットせずに小刀で曲がった毛を取り除くなど、熟練した職人技により高品質な化粧筆を生み出してきました。化粧品業界から注目を集める植田さんの化粧筆づくりの思いにMC青木源太が迫ります!
化粧筆に人生ささげる 82歳職人
11⽉22⽇(金)
今回訪れたのは、兵庫県神戸市で創業から77年「八木新月堂」の八木さんご夫婦。神戸の名物「野球カステラ」を手焼きで守り続けています。材料費高騰の中、過酷な作業と夫婦の絆が試される日々にMC青木源太が迫ります!
夫婦が守り続ける伝統の味 野球カステラ
11⽉15⽇(金)
今回お邪魔したのは、155年の歴史を誇る馬場染工業。5代目馬場麻紀さんは、柳の水を使った独自の染色法で、全国から依頼が殺到する“黒専門”の染め師です。父の病気を機に家業を継ぎ、唯一無二の黒染めを次世代へと受け継ぐ馬場さんのモノづくりの情熱にMC青木源太が迫ります!
京都で創業155年衣服を黒で蘇らせる女性黒染め師
11⽉8⽇(金)
今回お邪魔したのは、日本酒を作って175年の歴史を誇る西山酒造場。日本酒の味を決めるのは麹(こうじ)。1年間365日、24時間昼夜問わず管理することでおいしい日本酒が生まれます。31歳の若さで杜氏(とうじ・最高責任者)になった八島公玲さんのお酒造りに密着しました。
モノづくりの源場~なくしたくないニッポン