10月20日(日)
ご意見ピックアップ
『カンテレ通信』では皆様からのご意見をお待ちしています。番組でご意見が採用された方には、月曜日よる10時から放送しているドラマ「モンスター」などの、カンテレ特製グッズを差し上げます。
『newsランナー』 (メール/50代/女性)
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いつも視聴させていただいています。ありがとうございます。ニュースなどで、言葉を短くして放送していることがあります。例えば「タイパ」や「コスパ」などです。今日のニュースでは「防カメ」とテロップが出ていましたが、「防犯カメラ」と出すのはダメなのでしょうか?いつからか短く省略した言葉が当たり前になっていますが、ニュースは万人に分かりやすく伝えていただきたいです。
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報道センターの回答
テロップは視聴者の見やすさと読みやすさを高めるため、文字数に制限を設けています。限られた文字数でニュースの概要を伝えるために、その言葉が一般に広く理解されていると思われる場合には略語を使用することがあります。今回ご指摘のニュースでは、ナレーションでは略さずに「防犯カメラ」と読んでいますが、テロップでは「防カメ」と表記しました。この「防カメ」について、「防犯カメラの略」と解説している辞書もあり、総合的に判断して使用しました。今後は、ご指摘の点も参考にさせていただき、見やすい・伝わりやすい表記にすることと、言葉の乱れを招かないようにすることのバランスに留意し、適切な表記に努めます。
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コメンテーターから
しまだあやさん
字面で「防カメ」が「防犯カメラ」のことだと、何となく想像はしたんですけど。確かに話し言葉では「防カメ」と言ったことがなかったので、おっしゃられるご意見にも「なるほど」と思いました。でもテロップでの見出しなんかでは、例えば「10文字まで」とか決まっていて、「防犯カメラに映る」だとほぼ終わりだけど、“防カメ”って略すと「公園で」という情報も入れられる(※公園で防カメに映る)とか、そういったパターンもあるんでしょうね。ただ回答にもあるように、文字では略していても声では略さずに話すことで、(例えば)字幕放送をつければ文字でも出てくると思いますので、そういったことは大事なのだろうなと思いました。短い言葉になっている言葉は、そのトピックに注目が集まっているということだと思うので、「略されている」イコール、「いまそういった考え方が広がっている」ことなのかな、注目していることなのかなと想像するのも、ニュースの楽しみ方の一つだと感じました。
飯田豊さん
「コスパ」「タイパ」は、いわゆる流行語の部類に入ると思うんですけど、「防カメ」って、しまださんもいまおっしゃったように、僕も個人的には一度も使ったことがなく、日常的な言葉ではない気がするんですよね。「防カメ捜査」といった警察用語から派生した、報道を通じて定着した略語という印象を持っています。ですので、ひと言で「一般に広く理解されている」といっても色々なパターンがあると感じています。見出しの文字数に制限を設けているのは、放送のテロップだけではなくて、新聞やネットニュースなどの文字メディアも同じですが、報道センターの回答にあるように、テレビは声で補足できるメリットがある反面、例えば、病院の待合室などではテレビの音声が流れていなかったりして、字幕だけだったり、逆に「ながら視聴」をしていて、画面を見ていない場合もあったりします。また、大きなテレビ画面で見ていればテロップも読みやすいですが、スマホだと読みにくいことがあります。視聴のあり方がますます多様になってきていますので、視覚や聴覚に障害をお持ちの方への配慮も含めて、「バランス」のとり方自体が非常に難しいとも言えますし、その工夫がテレビの面白さなのかなと思っています。
『めざまし8』 (電話/男性)
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画面左上の天気予報の(降水確率の)パーセンテージが、8チャンネルだけ低い。他局はどこも大体同じなのに。例えば他局が30%だったら、カンテレは10%なんです。関西の人は8チャンネルを見るのでどうにかしてほしい。
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報道センターの回答
カンテレでは「気象庁」が発表する降水確率を採用しています。一方で、放送局の中には気象庁とは異なる方法で降水確率を算出する民間気象情報会社のデータを採用している社があります。放送局によって降水確率に違いが出るのはそのためです。
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コメンテーターから
しまだあやさん
不思議だなと思って見ていました。大事な日のお天気予報なんかは、いくつか、4個とか5個とか(違うものを)見て、自分にとっていい方を信じていました。
関アナ
お電話をいただいた8月16日と9月13日の午前8時台に天気予報を出していたのは4つの放送局で、そのうちの2社の数字はカンテレと全く同じで、1社だけが異なっていました。 -
林アナ
気象予報士の資格を持つ私から少し補足をしますと、「各局で天気予報が違う」という話でしたが、台風に関する情報というのは「命に係わる情報」ということで、各局や各メディアで、違う台風情報が出てしまうと混乱が生じる恐れがありますので、台風に関しては気象庁の情報と異なるものを出すことが出来ないと定められているのです。
飯田豊さん
(降水確率が)40%、50%あたりを挟んで違いが出ると、傘を持っていこうかどうしようか迷っちゃうので、両方の数字を知ってしまうと頭を抱えてしまいます。ただ、天気予報の精度が低かった時代であれば、「大阪」、「兵庫北」、「兵庫南」くらいの、ざっくりした範囲ごとにテレビで伝えるのがちょうど良かったんでしょうけど、今はもっとピンポイントで精度の高い予報ができるので、テレビでどう伝えるべきか、考え直す時代になっているのかもしれないなと感じています。
しまだあやさん
私はどうしても言葉の意味から入ってしまうのですが、「お天気」という言葉は、文章では気分屋さんという意味で使われたりもするので、「外れることもある」と真正面から受け取らないようにしているのが、正直な個人の感想です。ですが、私の職業ではよくても、世の中にはちょっとした降水確率の違いで、例えば(飲食店の)仕込みの量が変わるとか、いろいろとデリケートに考える職業の方もいらっしゃる。そういった方々にとっては情報の正確さが大切で、なおかつどういうふうに情報を取るのかという工夫がこちら側でも必要になってくると思いました。
カンテレEYE
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インフォメーション
次回予告
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『カンテレ通信』は皆様のご意見をお待ちしています。
次回の『カンテレ通信』は、2024年10月27日(日)あさ6時30分放送です。