10月27日(日)

ご意見ピックアップ

関西テレビに寄せられた視聴者の皆様からのご意見・お問い合わせを紹介し回答する「ご意見ピックアップ」のコーナー。今回は「“上野”ではなく“伊賀”がふさわしいのでは」と「ローカル番組を全国で見られるよう配信してほしい」という二つにお答えします。

『カンテレ通信』では皆様からのご意見をお待ちしています。番組でご意見が採用された方には、月曜日よる10時から放送しているドラマ「モンスター」などの、カンテレ特製グッズを差し上げます。

『天気予報』 (電話/男性)

  • 天気予報で三重県の場所に「上野」と表記されますが、今は合併されて上野市という地名はありませんよ。観測所の名称じゃなく地名にした方がいい。愛知県のテレビ局は「伊賀」と表記しているので、関西テレビの表記には違和感があります。

  • 報道センターの回答

    カンテレの天気予報では市町村単位の表記を基本としています。一方で、観測ポイントによっては、地元やその周辺地域の人たちにとって分かりやすい地名表記を心がけています。伊賀市はエリアが広く、観測するポイントによって気象データに違いが出るため、該当エリアをより忠実に表現するために、伊賀市の西部で観測所の名称でもある「上野」を採用しています。「上野」はもともと市の名称であったことに加えて、今も「上野市駅」という駅名が残るなど、市町村合併の後も地域の人に親しまれ、認知されている地名であることから継続して使用しています。

  • コメンテーターから

    しまだあやさん
    コメントでもありましたけど、地元の人に親しまれているお名前というのは、実際に(上野に)訪れた際に、とても感じました。お祭りの名前やお店の名前にそのまま残っていたり。一般的に海や山があると、天気が変わりやすいと思うので、そういったことを優先して「上野」って言ってるんだろうなというのも、また納得でしたね。ただ、私も「三重」っていうと「伊賀」をなんとなく想像しちゃうので、難しいところだなと思いつつ、「基本は市町村」っておっしゃられていたので、それであればそろそろ「伊賀」(の表記)も検討してもいいのかなとは思いました。

    飯田豊さん
    前回の放送でも天気予報に関する話題がありました。その時にも申し上げたんですけど、予報の精度が低かった時代であれば、ざっくりした範囲ごとに伝えるのがちょうどよかったですけど、いまはピンポイントで精度の高い予報ができるようになりましたので、かえってテレビでどう伝えるのかが難しいだろうなと思います。あくまで一般論ですが、いわゆる平成の大合併によって、あちこちで市の面積が大きくなりましたが、天気予報にとっては大雑把すぎることもあるので、旧地名のほうがスケール感としてはちょうどよい場合もあるかもしれないですね。

『モモコのOH!ソレ!み~よ!』 (メール/20代/女性)

  • 番組を見られない地域に住んでいますが、Instagramをチェックしています!いつも楽しそうな写真、ありがとうございます。ぜひ番組を見てみたいので、TVer等での配信をご検討いただけませんでしょうか?

    【林アナウンサー】
    全国各地から同様のご意見を頂戴していましたが、この9月から見逃し配信を始めたところ、次のようなご感想が届きました。

『モモコのOH!ソレ!み~よ!』 (メール/20代/女性)

  • 昨日からTVerなどの配信が始まり、大変嬉しく何度も見ております。配信を始めてくださり、本当にありがとうございます。少人数でとても仲良く、家族のような雰囲気の番組は意外となかなかないので、見ていて幸せな気持ちになります。今後もこのメンバーで、ずっと続いてほしいです。

    【林アナウンサー】
    喜びの声を多数いただきました一方で、こうした番組の動画配信については様々な課題があるようです。編成部がお答えします 。

  • 編成部の回答

    番組を配信するためには、放送とは別に配信するための権利を取得する必要があります。また、配信を行うにはサーバー利用料などの費用がかかります。その番組を配信することで得られる収入が、これに見合うのか検討し、配信するか否かを判断しています。テレビ局は、今後も放送がメインですが、番組をより見ていただきやすいように、できる限り、配信する番組を増やしていこうとしています。

    【林アナウンサーからの補足】
    テレビ番組の動画配信というのは様々な権利のクリアや配信費用の計算などもあり、実は「要望があればすぐにやります」というわけにはいかないのが、現実です。

  • コメンテーターから

    しまだあやさん
    これはご意見をいただいたところから実現した、素敵な実例だと思って聞いていました。私も昔、関西以外の友人から関西でしかやっていない、アーティストさんやアイドルの方が持たれている番組を「何とか見たいんだけども」と相談されたことがあったな、と思って見ていました。メッセージで「家族のような雰囲気」とありましたが、それってすごく関西の街の魅力で。関西にいる身としては、関西の人や街を他の街の人が好きになってくださるのはうれしいです。また、時には(離れた地方の番組を見るのは)旅行気分でうれしいという人もいるでしょうし、(配信があることで)テレビの楽しみ方が広がっていくのはいいなって思いました。

    林アナウンサー
    飯田さんはBPOの青少年委員もされていますが、テレビ番組のネット配信についてはどのような声を聞きますか。

    飯田豊さん
    若い人たちの間では、アニメやドラマに関しては配信で視聴するのが当たり前になっていて、定額制動画配信サービスのオリジナルコンテンツと横並びになって受容されている面もありますので、作り手であるテレビ局の存在自体が見えにくくなっている、意識されにくくなっているという実感があります。一方でバラエティ番組に関しては、YouTubeの動画も含めて、ネットコンテンツの自由さに比べて、放送に物足りなさを感じている人もいる一方、逆にネットの自由さに辟易していて、放送は安心して視聴できることに価値を感じている人も多いと感じています。

カンテレEYE

関西テレビの番組などを題材に、メディアはどのようにメッセージを発信しているのか、視聴者は、それらをどう読み解き、付き合っていくべきなのかについての情報を提供する『カンテレEYE』のコーナー。今回は、特派員としてパリ支局に赴任していた森元愛記者をゲストに迎えて、ウクライナでの戦地取材やパリオリンピックなど、ヨーロッパ各地での取材経験やパリでの暮らしなどについてお届けします。
赴任した3年前には予想しなかった戦地での取材
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文化や習慣の違いで気になることを掘り下げる取材も
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ゲストは報道センターの森元愛
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インフォメーション

次回予告

  • 『カンテレ通信』は皆様のご意見をお待ちしています。

    次回の『カンテレ通信』は、2024年11月17日(日)あさ6時30分放送です。