12月22日(日)

ご意見ピックアップ

関西テレビに寄せられた視聴者の皆様からのご意見・お問い合わせを紹介し回答する「ご意見ピックアップ」のコーナー。今回は「“提供”の文字が無い理由は?」と「配球チャートを復活させてほしい」の二つにお答えします。

『カンテレ通信』では皆様からのご意見をお待ちしています。番組でご意見が採用された方には、月曜日よる10時から放送しているドラマ「モンスター」などの、カンテレ特製グッズを差し上げます。

『問合せ』 (メール/40代/男性)

  • 最近、関西テレビの番組を見ていると、スポンサー紹介で企業名の上に「提供」の文字がなくなっています。何か理由があるのでしょうか?フジテレビ制作の番組は「提供」の文字があるのに、何故なのか気になりました。

    ハチエモン工業、カンテレ通信社、8チャンネル食品(関西テレビの場合)
    提供 ハチエモン工業、カンテレ通信社、8チャンネル食品(フジテレビの場合)
  • 業務推進部の回答

    番組を提供していただくスポンサー紹介の画面に「提供」という文字を入れなければならないという決まりはありません。関西テレビでは、表示している社名が番組のスポンサーであることは視聴者の皆様にも周知されていると考えていて、そのうえで、社名を大きくできたり、同じ画面に多くの社名を入れられるなどの利点を重視し、「提供」という文字を入れずに番組を制作しています。

  • コメンテーターから

    わかぎゑふさん
    よくこんな細かいことに気が付かれましたね、という感想が真っ先にでてきて…。(この方は)間違い探しとかもお上手そうですね。ところで関さんは(このことを)ご存じだったんですか?

    関アナウンサー
    私も気づいておりませんでした。実はですね、民間放送のアナウンサーの仕事で「この番組はご覧のスポンサーの提供でお送りします」という“提供コメント読み”を入社当時からやっているんですが、思い起こせばその当時は、青い画面に白い文字でスポンサーが出されていました。

    80年代の“提供”紹介の画面イメージ、提供 ハチエモン工業、カンテレ通信社、8チャンネル食品
    80年代の“提供”紹介の画面イメージ
  • 飯田豊さん
    「ご覧のスポンサーの提供で~」というのは、ものすごく婉曲的な表現ですよね。何を提供しているのか、具体的には言ってないわけですし。だから、「提供」と表示しないと説明不足、ということにはならないと思います。いまは倍速視聴や字幕付き視聴などがかなり定着していることからしても、瞬時に、真っ先に企業名を視認してもらうための工夫なのかなと思いました。

『プロ野球中継』 (メール/20代/男性)

  • 関西テレビのプロ野球中継を見て思ったんですが、ピッチャーの球種と配球チャートは復活してほしいです。ピッチャーの球種と配球チャートがあると、もっと分かりやすいプロ野球中継になると思います。

  • 【林アナウンサーの補足】
    今回、ご意見にあった「配球チャート」というものについて補足しますと、ごらんのようなストライクゾーンを示す図の上に、投手が投げた球種とコースが一球ごとに表示されるものです。この情報を中継時に追加してほしいというご要望をいただきました。

  • スポーツ部の回答

    プロ野球中継で表示するデータに関しては、視聴者のみなさまに、よりわかりやすく、興味深く見て頂けることを念頭に、制作側で判断したものを表示しています。データなどの情報を出しすぎたり羅列することで見づらくなったり、映像の邪魔になることなども総合的に判断していて、シーンに応じて重要だと考えるデータを優先しています。他局ではカンテレよりも多くの情報が表示されている野球中継もありますが、今後も視聴者の皆様にとって『どんな情報が有益か』を常に考えながら制作に臨みたいと思います。

  • コメンテーターから

    わかぎゑふさん
    私は「配球チャート」が“あってほしい派”なので、このご意見の方と一緒ですけども、やっぱり野球を好きになっていく工程の中に「配球チャート」は必要だと思うので、復活していただきたいと思います。

    飯田豊さん
    僕はわかぎさんと違って“野球リテラシー”がまったく無いんですが、予備知識が無さすぎるので分からないなりに、提供されるデータを頼りに理解したり納得したりして楽しんでいる面があります。データに頼りすぎるのは研究者の職業病かもしれませんけど、いろいろ表示されているほうが個人的には楽しめますね。しかし一般的には、若い人たちの情報行動を踏まえても、データはネットで各自がリテラシーの高さに応じて好きなところまで掘り下げればよく、それに対してテレビはうるさすぎない、というのが王道の考え方と思います。ただ、「配球チャート」については、やはり同時性のある「放送ならではの技術」ですので、無いのが惜しまれるというのは僕も分かる気がします。

カンテレEYE

関西テレビの番組などを題材に、メディアはどのようにメッセージを発信しているのか、視聴者は、それらをどう読み解き、付き合っていくべきなのかについての情報を提供する『カンテレEYE』のコーナー。今回は、ことし第44回を迎えたドキュメンタリー映像の祭典『「地方の時代」映像祭』についてご紹介します。11月に関西大学で行われた授賞式の模様に加えて、高校生部門で入賞した兵庫県立北須磨高校の放送委員会を取材し、映像を制作した思いなどをお伝えします。
関西テレビの作品『逆転裁判官の真意』も優秀賞に
関西テレビの作品『逆転裁判官の真意』も優秀賞に
北須磨高等学校の「耳を澄ませて」は高校生部門の優秀賞
北須磨高等学校の「耳を澄ませて」は高校生部門の優秀賞

インフォメーション

次回予告

  • 『カンテレ通信』は皆様のご意見をお待ちしています。

    次回の『カンテレ通信』は、2025年1月19日(日)あさ6時30分放送です。