3月16日(日)

ご意見ピックアップ

関西テレビに寄せられた視聴者の皆様からのご意見・お問い合わせを紹介し回答する「ご意見ピックアップ」のコーナー。今回は「犯人が自分と同じ名字なのが嫌」と「ピザではなく“ピッツァ”では」の二つにお答えします。

『カンテレ通信』では皆様からのご意見をお待ちしています。番組でご意見が採用された方には、月曜日よる10時から放送しているドラマ『秘密』などの、カンテレ特製グッズを差し上げます。

『秘密』(電話/女性)

  • 被告の名字が「○○(※実際には実名で連絡)」だったのですが、私も同じ名字なんです。犯人と同じ名字なんて、子どもも孫も嫌な思いをします。犯人の名前はめずらしい名前ではなく、どこにでもある名前にしてほしいです。孫がいじめにあう可能性もあります。よろしくお願いします。

    【林アナウンサーからの補足説明】
    ご意見にあった名字「○○」は、お問い合わせでは、ドラマの登場人物と同じ名字を書かれていて、少し珍しいものでしたが、今回はあえて伏せています。

  • 東京制作部の回答

    今回の「○○」という名字は、原作漫画に登場するキャラクターであるため、映像化する際も原作通りに進めました。制作する際は、原作をできるだけ尊重することを前提としていますので、名前を変更するのは、そこに年齢や男女、キャラクター設定を変更するなど明確な理由がある場合で、そのような場合は原作者サイドにも確認した上で変更しています。

  • コメンテーターから

    わかぎゑふさん
    私も脚本を書く身の上なのですが、名前をつけるのが一番難しいです。特に悪役の名前を付けるのが本当に難しい、この方が「お孫さんが傷つくんじゃないか」ということをご心配されている。そんなこともあって、すごく難しいです。私の本名は「鈴木」ですが、鈴木だったら(同じ名字の)分母が多いから、あんまり気にならないという事もあるんです。だけど、ちょっと珍しい名前を付けて、その人が「すごく悪い人」だとしたら、やっぱり(同じ名前の人に)影響があるんだろうな、という事を考えるだけで…。名前を考えるのが最初の仕事ですね、ストーリーを作るよりも。

    飯田豊さん
    テレビの歴史の中で、同様のご意見は昔から多いようです。今回は原作のあるドラマの話でしたけど、オリジナルの脚本であったとしても、意図せずに(名前が)被ってしまう確率をゼロにはできないですよね。逆に、意図的に著名人の名前に寄せる場合も、風刺やパロディとして成立しているのであれば、表現の自由の一環として最大限尊重されるべきと思います。そういった経緯もあって、いまでは「このドラマはフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません」という注意書きが出るようになりました。その点はご理解いただくしかないのかなと思います。

『ちゃちゃ入れマンデー』(メール/60代/男性)

  • 和歌山の人だかりのある店の紹介で「ピザ」と放送されてましたが、「ピッツァ」の間違いでは?「ピザ」はアメリカ式でオーブンで焼くのに、窯で焼いていたのでイタリア式で「ピッツァ」ではないのですか?

  • アナウンス部の回答

    フジテレビ系列のアナウンサーが言葉について話し合う「FNS用語部会」では、「ピザ」と「ピッツァ」について、使い分ける決まりは特にありません。アクセント辞典には両方の記載がありますが、「ピッツァ」は「使用を許容する」との扱いですので、日本では「ピザ」と表現するのが主流だと考えています。ただ、店によっては「ピッツァ」としているところもありますので、その場合には「ピッツァ」を使うこともあります。

  • コメンテーターから

    わかぎゑふさん
    いつも言っていますけど、外国語をそのまま日本語に確実に翻訳するのは無理なので、「ピッツァ」のほうを日本中のたくさんの人が言うようになれば、(「ピッツァ」が「ピザ」を)追い抜かす日がくるんでしょうけど、日本人が最初にたどり着いたのが「ピザ」なので、「ピザ」でいいんじゃないでしょうか、と私は思っています。

    飯田豊さん
    (回答にある)『お店が「ピッツァ」としている場合は「ピッツァ」で』、というのは、ひとつ前のご意見への回答に「原作をできるだけ尊重する」という話がありましたけど、それと通じるところがあると思いました。お店のメニューに「ピッツァ」と書かれている場合は固有名詞と考えて、書かれていない場合には、先ほどの回答にもあったとおり、「広く使われている呼び名」というのが妥当ではないかと思います。

カンテレEYE

関西テレビの番組などを題材に、メディアはどのようにメッセージを発信しているのか、視聴者は、それらをどう読み解き付き合っていくべきなのかについての情報を提供する『カンテレEYE』のコーナー。今月は急激な進化を遂げている生成AI技術を、放送局である関西テレビがどのように取り入れ、活かそうとしているのかについて、二週にわたってお伝えします。1回目は、生成AIが作り出す映像とはどんなものなのかについてです。
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インフォメーション

次回予告

  • 『カンテレ通信』は皆様のご意見をお待ちしています。

    次回の『カンテレ通信』は、2025年3月23日(日)あさ6時30分放送です。