3月11日(火)

第462回 河泉街道「~武将・楠木正成ゆかりの道~」

河泉街道—かせんかいどう

河泉街道
河泉街道
大阪府河内長野市を通る河泉街道。
この地にある観心寺は、南北朝時代に活躍した武将・楠木正成ゆかりの寺で、摂津の湊川の戦いで正成が敗れたあと、この寺に埋葬されました。
河泉街道、そこには【武将の生涯を伝える轍】がありました。

紹介した内容

観心寺—かんしんじ
701年に、役小角によって開かれた観心寺は、楠木正成が8歳から15歳まで仏教や学問を学びました。
鎌倉幕府を倒したあと、足利尊氏に湊川の戦いで敗れた正成の首は菩提寺である観心寺に持ち込まれ、埋葬されたと伝わります。
観心寺
観心寺

道の記憶 建掛塔

未完の塔—みかんのとう
本堂の近くに立つ建掛塔は、国の重要文化財です。
楠木正成は生前、観心寺への寄付として三重塔を建てる計画をしましたが、正成が戦死してしまったため1階部分しか完成しませんでした。
そのため雨よけの屋根がかぶせられ今にいたると言います。
未完の塔
未完の塔